Adventar のインフラコスト

Adventarを支える技術 Advent Calendar 2019 の17日目です。

Adventar の運用コストが、何にどのぐらいかかっているかを書きます。AWS 以外は無料のサービスしか利用していないので、かかっているのは 100% AWS のコストです。AWS の構成については先日書いたので、こちらも参照してください。

今年の11月に新システムに移行したので、11月からのコストを見てみます。12月16日の時点でコストはこのような感じです。

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ピーク時(12月)で月10,000円以内ぐらいを目安に設計していて、この中に Adventar 以外のサービスのコストが $10 ぐらい含まれているので、概ね予定通りといったところです。内訳はこのような感じです。

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(月半ばの金額なので月額ではこれの倍かかる予想)

今回 EC2 のインスタンスは使っていないので、EC2 となっているのは ALB です。その他については以下のようになっています。

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Lightsail は Adventar と関係ない個人で使っているやつなので、その他では

  • Fargate: $5
  • Route53: $3
  • データ転送量: $3
  • CloudWatch: $1

といったところです。

RDS や ALB、Fargate については、このぐらいかかると見込んでいたので予想通りでした。思ったよりもかかっていたのが CloudFront と API Gateway です。これらはリクエスト数がもろに料金に反映されます。アクセス数と料金の変異を見るとばっちり一致します。

アクセス

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料金

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なので、ピーク時期がすぎればもう少し落ち着いて、コスト的には半分ぐらいで落ち着くのではと思っています。逆に、そうなってくると Fargate や RDS などの、常時起動しておく必要があるリソースのほうが支配的になってくるはずです。

また、S3 や Lambda はヘビーに使っているにも関わらず、ほぼ無料で使えているのもわかります。

まとめ

AWS のコストについて書きました。明日は AWS のコストを削減するためにやった細かい話を書きます。